Pixel 9 Proファーストインプレッション｜生活に馴染む使いやすさが好印象

こんにちは。ガジェットブロガー・WebライターのShinoです。

Googleは2024年8月、例年より2ヶ月ほど早くPixel 9シリーズを発表しました。

今回はそのうち、「コンパクトなフラッグシップモデル」のPixel 9 Proを購入して手元に届きましたので、ファーストインプレッションとして簡単なレビューをお届けします。

まだまだ軽くしか触れていませんが、最初の印象は非常に良い感じなので、魅力をお伝えできればと思います。

Pixel 9 Proの概要

Pixel 9 Proは2024年9月4日に発売されたGoogleのハイエンドスマートフォンです。

Pixel 9シリーズのうち、Pixel 9・Pixel 9 Pro XLの2モデルは8月22日に発売されましたが、Pixel 9 ProとPixel 9 Pro Foldのみ9月の発売となりました。

6.3インチの比較的コンパクトな筐体にTensor G4やPixelのフラッグシップ級カメラが搭載された一台です。

詳しいスペックについては、以下の表や過去の記事をチェックしてみてください。詳しいスペックについては、以下の表や過去の記事をチェックしてみてください。

Pixel 9 Proの外観：ナチュラルな雰囲気が良い。

Pixel 9 Proの外観を一言で表すなら、「ナチュラル」だと思います。

これは今回購入したPorcelainの色味の影響もありますが、機械っぽさ、ガジェットっぽさよりは日常に自然に馴染む雰囲気に仕上がっていると感じました。

背面のマットな質感は相変わらず最高ですし、今回はカメラバーもマットな質感になっています。

新しいカメラバーの形状も結構可愛いですし、全体的なデザインは非常に良いと思います。

その分、側面フレームが光沢仕上げで指紋が付きやすいことが余計気になってしまいますが、、

側面はフラットになって、随分iPhoneっぽさが出ましたが、デザイン的にはシンプルさが際立ってカッコいいと思います。ミニマルさマシマシという感じ。

総評としては、「側面フレームさえマットになってくれれば完璧なのでは？」というデザインです。

Pixel 9 Proのサイズ感：手に収まるちょうどいいサイズが最高

Pixel 9 Proを軽く触ってみて、最も良いと思ったのがサイズ感です。

Pixel 6〜Pixel 8シリーズまでのProモデルは6.7インチ一択でしたが、Pixel 9シリーズで6.3インチのPixel 9 Proと6.8インチのPixel 9 Pro XLに分かれました。

要するに「小さめフラッグシップ」が追加されたわけですが、Pixel 9 Proのサイズ感はかなり良いですね。

6.1インチモデルほど小さくはないですが、手に収まるサイズ感で日本人でも非常に扱いやすい。

また、重量も公称値で199gとなっており、「重すぎる」という感じではありません。

手に収まるサイズ感で、5倍望遠まで搭載したPixelのフラッグシップ級カメラを持ち運べるのはめちゃくちゃ良いですね。

6.3インチなので「コンパクトモデル」とは言えませんが、フラッグシップモデルとしては「コンパクト」と言って差し支えないでしょう。最高です。

Pixel 9 Proのベンチマークスコア：まぁ、十分でしょ。

Pixel 9 ProはTensor G4を搭載しています。これまでのTensorチップと同様、処理性能はハイエンドとしてはそこそこという感じです。

今回はとりあえずGeekbench6と3DMarkでベンチマークテストを行いました。結果は以下の通り。

• Geekbench6：シングル1,963、マルチ4,711
• 3DMark（Wild Life Extreme）：2,591

Tensor G4にしては割と高めなスコアでしょうか。Snapdragonで言えば8＋ Gen 1から8 Gen 2の間くらいの性能です。

実際の動作については特に問題ありません。RAM容量が大きいこともあってか、Webなどの閲覧もサクサクですし普通に快適です。

まだゲームをがっつり試せてはいませんが、3DMarkのWild Life Extreme Stressテスト（20回ループ）の動作を見た感じ、ある程度は安定性もありそうです。

ただ、発熱による性能制御は厳しめで、後半は結構低い結果に。長時間快適にゲームを楽しみたい場合はおすすめできません。

Pixel 9 Proのバッテリー持ち：結構良いのでは？

あくまで到着初日の所感ですが、Pixel 9 Proのバッテリー持ちは割と良い気がしています。

少なくとも、バッテリー持ちが悪そうな雰囲気はありません。1日は余裕で使えそう。

例えば、3DMarkのWild Life Extreme Stressテストは3Dのベンチマークテストを20回繰り返すテストですが、この時のバッテリー消費は8％でした。

バッテリー持ちの良い機種で有名な、iPhone 15 PlusやXperia 1 Ⅵで同様のテストをしたとき、バッテリーは10％ほど減っていました。

これらの機種よりもバッテリーの減りが少なく、軽く触ってみてもバッテリー消費が速い感じでもなかったので、今後使い込んでどれくらいの持ちになるか非常に楽しみです。

Pixel 9 Proのディスプレイ：明るくてヌルヌル。

Pixel 9 Proのディスプレイはとにかく明るいです。

表示もくっきり鮮やかで、屋外で使う場合も非常に見やすい。

また、120Hzに対応していることもありますが、タッチサンプリングレートが最適化されたのか動作がヌルヌル。

指にピッタリ吸い付いて動くのでかなり気持ちがいいです。

個人的にはこの辺りは操作感に直結するので、スマホにとって結構大切なポイントだと思います。その点、Pixel 9 Proは私の理想に近づいてきている印象。

他には、ベゼルが4辺均等かつ狭い点も気に入っています。ベゼルは細いほど良い。

Pixel 9 Proのカメラ：さすがPixel。自然でクセのない写真が撮れる。

基本的には解像感が高く、綺麗な写真が撮れます。

色味も盛り過ぎず、でも落ち着き過ぎずで非常に自然で良い色味です。

また、Pixel 9 Proの魅力は6.3インチのサイズに5倍望遠カメラが搭載されていること。以下、5倍、10倍、20倍、30倍の作例です。

5倍、10倍くらいまでは建物の立体感も表現できており、十分綺麗です。

20倍以上はさすがに荒くなってきますが、何が映っているかは分かるくらいになっていますね。

ズームにこだわるなら5倍望遠はやっぱり欲しいので、比較的コンパクトなサイズでこういったカメラが搭載されているのはやはりPixel 9 Proの魅力です。

小さい被写体でも質感がしっかり表現できており、Pixelはやっぱりカメラはさすがという印象です。

総評としては、Pixelらしいクセの少ない雰囲気の写真がしっかり撮れており、個人的には非常に満足。また、手に収まるサイズ感で望遠もしっかり撮れるのも嬉しいですね。

Pixel 9 Proの発売記念特典

Pixel 9 Proシリーズを予約開始直後に購入すると、発売記念の特典が付属してきました。

今年の特典はデザインスケッチが描かれたポスターです。

結構大きな箱に入っており、その中には色紙が何枚か重なったような状態のポスターが入っています。

開くとこのようなデザインになっており、結構おしゃれです。

ポスター自体も色紙のように結構しっかりしていて、ただの紙を想像していたので少し驚きました。これは飾りたくなりますね。

Pixel 9 Pro用に購入したケース&保護フィルム

Pixel 9 Proの購入に際して、保護用のケースと画面フィルムを購入しました。

ケースはCASEFINITEのTHE FROSTAIR ULTRA。マットな質感で薄型、かつ保護性能も高いケースです。

CASEFINITEのケースは過去のPixelシリーズでも使ってきましたが、Made For Google Pixelの認証を受けてからは初めて購入しました。

薄型、軽量でマットなことは引き続き魅力ですが、以前よりもフィット感が増している気がします。着脱がかなりスムーズなんですよね。

シンプルかつ薄型軽量で耐久性も欲しい方にはかなりおすすめのケースです。

また、画面保護フィルムはSpigenのEZ Fitフィルムを購入。ガイド枠つきで簡単に貼り付けられるガラスフィルムです。

貼り付けやすさや透明度の高さも魅力ですが、最大の魅力は超音波指紋認証がスムーズに使えること。

このフィルムもMade For Google Pixelの認証を受けており、貼り付けた状態でも全く引っかかりがなく、快適に指紋認証が使えます。

フィルム自体もかなり薄く、貼り付けた状態で存在感がそこまで無いことも魅力ですね。少し高いフィルムですが非常におすすめ。

第一印象は満足。生活に馴染む使いやすいスマホ。

今回はPixel 9 Proが届いたので、ファーストインプレッションとして軽いレビューをお届けしました。

Pixel 9 Proは、手に収まるサイズ感や、指に吸い付く操作感、明るいディスプレイなどのポイントが日常生活における使いやすさにつながっており、日常の道具としての完成度は高いと思います。

個人的には処理性能も十分ですし、シンプルなデザインも好みなので非常に好印象です。

また、バッテリー持ちも良さそうですし、カメラも良いのでしっかり使い込んで魅力を体感していきたいですね。

ただ、ネガティブな点ももちろんあるでしょうし、今後使い込んでしっかりしたレビューをお届けしたいと思います。